気持ちが離れてしまった

昨日、会社へ行った。

別のユニットへ移動する例の女性の様子は、

いつもと違っていた。

 

自分の方を全く見ないし、声もかけてくれなくなっていた。

 

でも、ほかの人とは普通に楽しそうに話していた。

 

利用者さんともいつも通りだった。

 

自分は、疎外感を感じた。

 

楽しかったのはほんの一瞬だった。

 

 

 

 

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俺の人生、そう言う事。

 

 

午後から、休憩室でその女性とご飯を食べた。

 

でも、会話がなかった。

 

あとから、数人、職員が入ってきた。

 

その女性は、急に楽しく自分以外の人と話し出した。

 

 

自分は、すごく悲しくてみじめだった。

 

何が間違ったのか、分からない。

 

俺がこの女性と交わした言葉ややり取りは幻覚だったのか?

 

 

ひとりで黙々とコンビニのおにぎりを食べながら考えた。

 

 

向かいの男性や隣の別の女性が、

 

 

なんか烏龍さん、今日全然話さないね、元気ないね、

 

と、気を使って話しかけてくれた。

 

 

自分「いや。いつもこんなもんだよ」

 

 

 

と、自分は答えたが、

例の彼女は黙ったままだった。

 

 

自分はもう、例の彼女とは目も合わせたくなかった。

 

 

だから、表情は分からない。

 

そのあと、彼女は自分を無視して、

自分以外の人たちと楽しそうに話し出した。

 

 

自分は、そのあと、すごく気持ち悪くなって、

無言で退席した。

 

 

俺が数日前に例の彼女から感じたことは、

「なにかの間違い」だったのだろう。

 

 

自分はバカなのだったと、今頃気付いた。

 

 

そして、その日は帰る直前まで、

気持が悪くて、元気がなかった。

 

 

フロアボスを含めた、色々な人から、

 

 

なんか今日、元気ないな、

 

 

と言われた。

 

 

でも、例の彼女は何も声はかけてくれなかった。

 

 

 

例の彼女は自分だけには、明らかな、反応だった。

 

 

 

自分は、一人で、

利用者さんの洗濯物を取り込んで、

隣の別室で洗濯物を一人でたたんでいた。

 

 

誰とも話したくなかったし、

顔も合せたくなかった。

 

 

例の彼女が誰かと話す声や、

笑い声も聞きたくなくて、

わざと、フロアから離れて、

声の届かないところで作業していた。

 

 

彼女の明るい声もスラっとした体形も、

綺麗な髪も、そして、向日葵が咲いたよう笑顔も、

全てが嫌いになった。

 

 

あれは嘘なんだ。

 

 

自分はずっとずっと、暗い気分でいた。

 

 

俺はバカだったんだ。

 

 

また、そう思った。

 

 

作業中、何回思ったか分からない。

 

 

あと二日、会社を休もうか。

 

 

そうすれば、例の彼女は予定通り、

別の部署へ移動になる。

 

 

移動してからでも、会社に行くのは遅くないんじゃないか。

 

 

こんな苦しい思いをして、

利用者さんのサポートなんか無理だ。

 

 

そう思った。

 

 

行きたくない。

 

 

 

 

あと二日、休んでしまえば、

済むこと。

 

 

 

...。

 

 

 

しばらく考えた。

 

 

 

しばらく考えたけれど、

いい答えなんて、見つからなかった。

 

 

もう、あの時の彼女は、

俺の心にはいない。

 

 

 

あれは、とある暑い日の一瞬の幻。